イメージに一貫性を!

~ ついついやってしまうイメージのブレ ~
 ロゴやマークなどデザインには自ずと「テイスト」が存在します。同じ「可愛い」イメージでも「洋風と和風」では自ずとデザインテイストが異なります。例えば「淡く柔らかい感じの色合い」の繊細な表現で、ヨーロッパをイメージさせる可愛さと、可愛いけど墨絵のような力強い手描き和風のキャラクターではお互いが相容れません。
ロゴやマークは和風キャラにしたのに、お店や包み紙やホームページの制作をする時に、やはり「おしゃれな感じがいい」と思ってテイストを変えてしまうことがよくあります。 小売業でなくても名刺と会社案内。提案資料とロゴ。会社案内とホームページなどでもイメージが異なる例はたくさん見られます。その理由は作る人(デザインする人)がそれぞれの思いで、作ってしまうからです。

 物理的にはロゴやマークとテイストの異なるツールを作れるし、使う事も出来ます。
ただ、表現を受け止めるお客様には違和感を与えてしまいます。

ところがお客様は違和感を覚えても率直に「変だ」と言う人はとても少数です。
誰からも注意を受けない間違ったイメージを発信している経営者はイメージのブレに気がつかずに過ごしてしまいます。

やがて時間が経つと「これでよかった」と思い込み、後から忠告されても「長年、これでやってきたから」と忠告を拒否するようにさえなられます。

実はイメージのブレはデザインや広告をご存じない人が決定を下す組織で、やってしまいやすいミスなのです。 ただ、ご安心いただきたいのはイメージのブレでブランドが傷つく事はありません。
しかし、テイストのブレがあるとお客様が統一感を感じられずに一流のブランドになりにくいのも事実です。

イメージのブレを防ぐには一括して様々なツールをお願いできる外部の窓口(広告・販促の代理店)と契約したり、社内にブランドマネージャーを育成することです。
一流のブランドの価値を築くにはこうした管理コストも必要になってきます。